12/30 (Day 136) Paris 3

〜もっとローカルなパリ〜

今日はパリ最終日でした。ということで色々なものを詰め込んだ日にしてしまったのですが、まずはフランス最後の朝食でベーカリーに行き、クロワッサンとショコラをいつも通り買いました。もうすっかり虜です。

 

その後、日本人の友だちと一緒に泊めさせていただいた場所を出発して大きめの駅に荷物を預けに行きました。荷物を置いた先で向かったのはオルセー美術館。公式では取れなかったのですが、友だちに聞くとオルセー美術館の入場チケットとセーヌ川のクルーズがセットになって6,000円の日本のチケット仲介サイトでアクセスすることができました。

 

オルセー美術館に到着するとそこには当日券購入の列がとてつもない長さになっていました。事前のチケットを買ってて良かったです。昔、駅であったここは今まで行った美術館の中でも群を抜いて大きく、限られた時間で全てをみることは難しかったです。

 

隣は目眩がするほど長い列でした。

今回ルーブルではなく、オルセーを選んだ理由はこの美術館の中に自分の歴史的絵画の一番のお気に入りのルノワールの「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」があるからです。留学中にやりたいことの一つがこの絵画を見ることであったので無事に見ることができて良かったです。

 

この光の描写の鮮明さは一生忘れません。

今まで自分はこの絵画の淡い色使いの中で中に描かれている人々の顔が全員凛々しいからでしたが、このように魅力を感じる理由にはルノワール独自の画法があるということを知り、大変興味深かったです。他にも印象派のマネ、モネやロダンを初め、ゴーギャンゴッホなどのポスト印象派の画家の絵が揃っていて個人的に世界で一番面白い美術館であると思います。

 

その後はセーヌ川のクルーズがあったのでオルセー美術館をそこそこに切り上げて集合場所であるエッフェル塔の前に向かいました。このクルーズはセーヌ川から見れる美術館やノートルダム大聖堂を眺めることができるものでしたが、セーヌ川から眺めるこれらの光景はまた違った情緒があって本当に美しかったです。

 

エッフェル塔セーヌ川には本当に観光地だらけです。

クルーズの後は、慶應時代に取っていた留学生ようの授業で仲良くなったフランス人の友だちと会いました。8月に最後に会った時にパリで会おうという約束をしていたのですが、最終的に会うことができて本当に良かったです。

 

パリが地元である彼に色々なものを見せてもらいました。日本に留学していたこともあり、日本のことが恋しくなっているようで観光地の説明をするときに全て東京の観光地で例えてくれたので本当に分かりやすかったです。

 

たった4ヶ月しか経っていないのですが彼と会うのが本当に久しぶりな気がします。最初に会った頃より全然英語が上手くなっていると言ってもらえて本当に嬉しかったです。実は英語のネイティブスピーカーであった彼から吸収できるものはたくさんあるので良き友人として色々アドバイスしてもらいました。

 

その後はバスティーユ牢獄の跡地に行って最後に彼がクレープをご馳走してくれました。本当に良い友だちです。日本に必ずもう一度来ると言っていたのでそのときにはぜひ何倍にして返したいなと思います。

 

ヌテラクレープ。彼は日本の竹下通りのクレープは載せすぎだと言っていました。

最後に彼が友だちとその友だちとバーに行くということでポンピドゥという美術館の前の広場に連れて行ってもらいました。ここが彼のお気に入りの場所であるらしくて、広場や建物の詳細を説明してもらいました。とても落ち着いた場所で過ごしやすかったです。

 

独自の雰囲気があって惹かれる場所でした。

昔から友だちと友だちを会わせることが多かった彼ですが、本当に彼のおかげでパリでもバーでたくさんの良い人に出会うことができました。最後にパリでとても充実した時間を過ごすことができました。彼には感謝しかありません。絶対にまた日本で会うことを誓いました。

 

その後、今日はベルリンに向けて出発する日だったので友だちと合流して荷物を回収してバスステーションに向かいました。パリだけではなく、フランスではたくさんの良縁のおかげで本当に楽しく幸せな時間を過ごすことができました。本当に全ての出会いが自分をここに導いていると感じるそんな素敵な国ともしばしばお別れです。

 

明日の朝に到着する夜行バスでベルリンに向かいます。今回のバスも快適であることを祈り、最終目的地、ベルリンもしっかり楽しんでいきたいです。それでは、また。