1/18 (Day 155) Barcelona 2

〜海外という地を再認識〜

本来であれば楽しくバルセロナという地について書いていきたかったのですが、少し重大な事件がこの日に起きてしまいました。これを書く前にこの記事はスウェーデンヨーテボリから書いていて現在は普通の生活に戻れていることを先にご報告させていただきます。本件において助けてくださった皆様、大変ご迷惑をおかけしました。

 

この日の朝は至って普通に始まりました。午前中からサグラダファミリアを予約していたのでそこに友だちと向かいました。この場所は昔ヨーロッパにいた時に両親と一緒に訪れた思い出の地です。

 

かなり街中にあるのですが、圧倒的な存在感でした。

午前中にたどり着くと立派な建物が聳え立っていました。昔の記憶はほとんどありませんが、この感動は小さい頃では味わえないものだなと実感しました。中に入るとかなり大きな聖堂だったのでひとまず色々見て周りました。迫力が他の聖堂とは比べ物にならないほどでした。

 

その後、追加購入をしていたタワーにも行ったのですが、ここからはバルセロナの街を一望できる絶景が広がっていました。ほんの短い時間しか滞在することができませんでしたが、非常に良い眺めでかなり満足でした。

 

パリと一緒でそこまで高層ビルが多くないので綺麗な見晴らしでした。

その後少し彫刻を見たり、外装を見たりして楽しんだ後に移動をしました。次に向かった先はバルセロナータというビーチ。まるで夏かのような青空と気温で水着を持っていたら泳ぎたいほど綺麗でした。みんなにお勧めされて行ったのですが本当に来て良かったと思います。

 

南国のようなビーチでした。

その後、ビーチの近くでまたもケバブを食べた後に次の観光先であるカサ・バトリョに向かいました。これはサグラダファミリアを造ったアントニオ・ガウディーが建てた豪邸で街の中心でかなりの存在感を放っていました。中は圧巻で見ているだけで非常にワクワクするような建物でした。

 

そこまで大きくはないですが、街中で一際輝いていました。

その後、有名な広場で少し休憩をしようとしたところで事件は起こりました。最初は普通に友だちと話していたのですが、ふと気づくと肩掛けカバンを触られている感覚がありました。その時には時既に遅く、財布がなくなっていました。

 

後に明らかに盗んだであろう、現地のスペイン人の青年がいたので問い詰めたのですが、英語も通じず(通じたところで応じるはずもないのですが)、6人組の集団だったので真後ろにいた2人を探っても何も出てきませんでした。会話を続けても埒が開かず、終いには逆上しだしたので泣く泣く諦めました。

 

ここで一緒にいた友達に非常に助けられました。とりあえず日本のカード会社に連絡して全てのカードを止めてから現地の警察に行きました。現地の警察はこんなことは日常茶飯事であると言うような感じで本当に自分の警戒が甘かったのだと痛感しました。

 

とりあえずポリスレポートをもらってから友だちと合流しました。今晩もスペイン料理屋に行く予定だったのですが、気分になれなかったので友だちの提案もあり、日本料理屋に行きました。味噌ラーメンを食べたのですが、本当に美味しい。

 

その後エアビに戻って今後の対応を考えていきました。ひとまず一番の問題はその財布の中にパスポートが入っていたことでした。なんとかしてパスポートを手に入れないと身分証明すらできないのでとりあえずバルセロナにある日本大使館の緊急窓口に電話をしたところ、パスポートの発行には長くて5日間かかるとのことだったので本当に頭を抱えました。

 

そこで取り合えず明日現地の在バルセロナ日本領事館に直接電話をしてくれとのことだったので今日は寝ることにしました。本当にこのようなことになる前の転ばぬ先の杖をなくして海外旅行に来てしまった自分の認識の甘さをどうにかしなければいけないと痛いほど実感しました。それでは、また。