Extra Edition 1 Daily life

〜生活の様子を少し〜

前々から言っていた寮やトラムの写真はいつあがるんだと。すいません、完全に気力不足でした。だらだらと書き始めています。

 

この記事では自分がスウェーデンヨーテボリで如何なる生活を送っているのかをお伝えします。

 

〜寮〜

Olofshöjd、略してOlof(オロフ)。これが自分の住んでいる寮の名前です。斡旋される寮の中でおそらく一番大きいものなのではないかと思います。友だちも大体はここに住んでいます。

 

敷地自体がかなり広大であるのでどこに住むかを決めるときは下の地図を参考にするのが良いと思います。(ネットにも載ってます。)自分の住んでいるところはスーパーまで徒歩10分、最寄りのトラムの駅は自分の住む244から一番駅に近い342の建物の脇の階段を抜けていくルートで徒歩5分という立地です。

 

前の住人が親切に自分の部屋に残していってくれた地図です。

次に部屋ですが、一言でいうと広いです。かなり満足度の高い部屋です。ベッドと机と椅子が揃っていてもまだ部屋に余裕があります。難点をあげるとすれば、シャワーがなんか日本にない型で少しびびることぐらいでしょうか。あと、このシャワーの排水溝がすぐ詰まるのも結構不便。家具は、初期配置はあまり良くなかったものの基本的に全て揃っていて今のところ不便は感じません。

 

典型的なヨーロッパのバスルームなのでは。

家具は基本揃っています。

そしてお次はキッチンですが、これは現在8人でシェアしてます。料理具はなんでも揃っていて常にキッチンメイトとコミュニケーションが取れるので自分はめちゃ気に入っていますが、たまに混むので料理をガチでやりたい人や逆に本当に料理に時間をかけたくない人にはあまりおすすめできません。また、記事を読んでもうお分かりの方もいるかもしれませんが、このサイズだと一緒に料理するとなった時には毎回自分のキッチンになります。

 

8人用キッチンで椅子が6個しかないのは到着当初からの疑問です笑

 

調理場はIHです。下のオーブンもよく使います。

 

他にもカフェオロフという水曜日、日曜日に開放されて無料のコーヒーやお茶を飲みながらボードゲームをする交流の場や、到着してすぐのころはビーチバレーのコートでバレーをしたりという寮とは思えない設備の充実度です。また、シアタールームもあり、そこでは毎回色々な国の映画がやっているためにしばしば足を運んでいます。

 

バレーコート。まだ外運動ができた頃が懐かしい。

 

〜交通手段〜

交通手段は町がそこまで大きくないのでそこまで複雑ではないです。まず、公共交通機関はトラム(路面電車)とバスが大きなシェアです。他の旅行先で見たメトロ、すなわち日本の在来線や地下鉄というものはありません。

 

通称"セントラル"は中央駅なのですが、この駅は所謂、高速鉄道の駅で他の街やオスロコペンハーゲンに行く時に乗る電車です。

こんな感じで高速電車が並んでいます。

そして日本との大きな違いの一つが、トラムとバスのチケットが全て一緒になっているということです。Västtrafikというヨーテボリ交通機関を全て統括している会社のアプリを使ってチケットを購入します。チケットは時間制が基本で90分が35SEK(480円ほど)、1日が115SEK(1,600円ほど)です。また、定期だと学割があり、1ヶ月610SEK(8,500円ほど)と3,000円ほど安く買えます。

 

走っているトラムは街によく映えるのですが。

率直に言います。まじで高え。値段はともかく、移動距離に対する費用対効果が低すぎると感じてしまって以来、自分が愛用しているのが自転車です。これはサブスク制で街の至る所にステーションがあり、都度そこで自転車を拾って、目的地近くで返すのですがこのステーションが町至るところにあるので日常の外出で困ることはほとんどありません。先にも述べた通り、町自体がそこまで大きくないのでほとんどの場所が寮から自転車で30分以内にあります。

 

ただ自転車は返す時にこのようなステーションに返さなければいけないのですが、
たまにステーションが見つからなくて不便です。

お値段は225SEK(3,000円ちょい)なのですが、これでなんと1年間乗り放題です。公共交通機関に換算すると一日券二回でもう元が取れてしまうのでこれが自分が自転車を愛用している理由です。それでも積雪で自転車に乗るのがどうしても難しいときや、まじで極寒のときはトラムを使っています。

 

また、トラムやバスを使わなければいけないケースとしてはIKEAに行く時です。スウェーデンで王道であるIKEAですが、ヨーテボリにおいてはかなり郊外にあります。バスとトラムで1時間弱かかり、流石に自転車で行くのは難しいです。加えて、島に行く時もフェリーを使わなければいけませんが、このフェリーはトラムやバスと運営会社が同じなので同じチケットで乗ることができます。

 

港町と呼ばれるだけあり、港にはたくさん船があります。

そしておまけで電動スクーターがあります。街の至るところに置いてあり、ついてすぐは新しいもの見たさで結構乗っていましたが、今思うと公共交通機関以上に割高(1分2.5SEK=30円ほど)であり、さらに結構スピードが出るため危ないです。今では全く使っていません。

 

街の至るところに置いてあるので一番利便性は高いです。

そして公共交通機関における日本との圧倒的な違いは信用乗車制であるということです。つまり、バスでもトラムでも日本でいう改札というものは一切存在しません。着いた当初はこんな制度では簡単に無賃乗車が成立してしまうではないかと思っていました。これについてはたまにコントローラーという職員が乗ってきてチェックをすることで抑止力になっているみたいです。そしてここでもし不正がバレると1,500SEK(20,000円)というとんでもない額の罰金を払う羽目になります。

 

それでも不正をする人はするらしいのですが、スウェーデン人の友だちがこんな話をしてくれました。その時期はハロウィンでこの前行った遊園地、リセベリにも多くの仮装した人が集まったらしいのですが、そこで彼はコントローラーの仮装をしたそう。リセベリの近くでトラムに乗ると何人かは慌てて降車して、何人かは焦ってチケット購入画面を開いていたそうです笑

 

以上がヨーテボリの交通手段ですが、最近は節約意識のために全ての場所に自転車と徒歩で移動しています。良い運動だと思って残り半年も頑張ります笑

 

〜キャンパス〜

最後にキャンパスについて少し述べようと思いますが、今回は自分がよく行く3つについてフォーカスします。

 

まず、初めにヒューマニスタンについて。狂ったように毎日足を運んでいるこの場所にはオロフから徒歩10分ほどの場所に位置します。こんなにも通う理由はその立地と人です。オロフに近いということはそれだけオロフの人がそこに集まって勉強するということです。

 

外観はそこまで大きく見えないですが、中はかなり広いです。

ヒューマニスタンでは本当に色々な人に会います。さらに設備に関しては多分自分が言っているキャンパスの中で一番綺麗で大きいと思います。中には多くの机椅子があり、さらにはでかい椅子やベンチ、おしゃれな階段ベンチまであります。

 

ここでくつろいでいる人をよく見かけます笑

カフェや公園も近くにあり息抜きすることもできます。そして隣には図書館があり、この図書館は課題に追われていて本当に集中したい時によく行きます。

 

そしてお次にHagaキャンパス。ここには主に授業で来ます。社会科学のキャンパスでたまに書いているHagaという有名なカフェ街のHaga地区の隣にあります。授業後にはたまに友だちと行ってFikaをしたり、雑貨屋を見たりしています。

 

多分キャンパスとしては一番小さいと思います。

ここにはほとんど授業のためにしか来ません。というのもここがオロフから一番距離があり、行くのが大変なのです。トラムは直線距離で結ばれているものがなくて30分かかり、自転車だと15分かかります。なので基本ここには授業の時のみ自転車で行っています。

 

それでも内装はそこそこ豪華で見ていて楽しいです。廊下も小綺麗であまり行きませんが好きなキャンパスです。すぐ近くにある図書館もバルコニー型の豪華な図書館です。

 

対して図書館は一番大きい気がします。

そして最後、もうあまり行かなくなってしまった教育学部のキャンパス、ペダゴーゲンです。最初の頃は教育学部の授業をとっていたのでかなり頻繁に通っていましたが、現在はほとんどが社会科学部の授業になってしまい、行く機会が減ってしまいました。

 

ここは建物が一番独特でもともと病院であったところを改造して造られたそうです。部屋が細かに分かれていて正面玄関は大きな吹き抜けとなっています。大きなカフェもあり、居心地はとても良いです。

 

確かにぱっと見は病院に見えなくもないですかね?

 

中にキャンパスのジオラマがありました。

ただ、ここもアクセスがそこまで良いわけではなく、自転車で10分ちょい、トラムで20分かかります。ただ、ここはトラムの駅がキャンパスの真前にあるのでそこが便利ですね。

 

以上、距離的問題で自分はヒューマニスタンに足繁く通っているのです。ただどのキャンパスも大学とは思えないほどおしゃれで魅力的です。

 

 

今回の記事はここまでにします。これからも少しではありますが、普段の生活に焦点を当てた番外編記事を書いていければと思います。それでは、また。